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No.124

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海賊史観からみた世界史の再構築――交易と情報流通の現在を問い直す

稲賀 繁美 編    思文閣出版, 2017.2.28.   <ISBN: 978-4-7842-1881-3>

序文――海賊行為とジグソー・パズルの欠けたピース
稲賀 繁美
目次
研究計画および経緯
稲賀 繁美
第Ⅰ部 インターネット時代の知的財産権と海賊行為
ネットの海は無法か――インターネットにおける〈海賊行為〉について
多田 伊織
〈ひろゆき〉とは何だったのか――「2ちゃんねる」からも「ニコニコ動画」からも離れて
鈴木 洋仁
マンガ翻訳の海賊たち――スキャンレーションにおける航海術をめぐって
片岡 真伊
反海賊版協定はなぜ破れたか
山田 奨治
[コラム]経営者・川上量生のビジネス書を読む――「説明できない」ニコニコ動画を「誰もやっていない」ビジネスチャンスに変える術
鈴木 洋仁
[コラム]デジタル時代の複製
新井 菜穂子
[コラム]シンギュラリティーより愛をこめて
森 洋久
第Ⅱ部 剽窃・贋作・模造品の遊泳術
「永仁の壺」と昭和の陶芸史――ニセモノから芸術史を再考する試み
藤原 貞朗
捏造された人魚――イカサマ商売とその源泉をさぐる
山中 由里子
前衛としての生き残り――工藤哲巳の海賊的考察にむけて
近藤 貴子
シミュレーショニズムと日本――あるいは日本現代美術における海賊行為の可能性と限界
平芳 幸浩
展望の《仮山石》について――中国現代彫刻における「仮(偽る)」という戦略
呉 孟晋
[コラム]一八八八年バルセロナ万国博覧会における日本美術品の違法販売について――新史料発掘と紹介
リカル・ブル・トゥルイ
[コラム]画家・藤田嗣治の「著作権」興亡史をたどる――没後五〇年に向けてのノート
林 洋子
[コラム]機略に満ち溢れたインフォーマル経済――タンザニアの模造品交易を事例に
小川 さやか
第Ⅲ部 「大航海時代」再考――海賊の海の歴史を再訪する
海賊史観からみた世界交易史・試論
稲賀 繁美
人類の敵―― グロティウスにおける海賊と航行・通商の自由
山内 進
略奪品か戦利品か――一六一五年のサント・アントニオ号拿捕事件と幕府の対応
フレデリック・クレインス
悪石島の寄船大明神とその周辺
榎本 渉
[コラム]一六世紀宣教師記録に見る海賊
滝澤 修身
[コラム]タイと「海賊」
平松 秀樹
[コラム]広州十三行
劉 建輝
第Ⅳ部 認知か越境か?――近代国民国家体制の制度的綻びと海賊的侵犯行為と
植民地美術行政における海賊的境界侵犯――インドシナ美術学校とベトナム画家の「怪帆の術」
二村 淳子
アントニン・レーモンドとル・コルビュジエ、建築における海賊行為――形式ではなく精神性が与えた影響についての考察
ヘレナ・チャプコヴァー
フランスにおける「任意の地区評議会」――海賊党の液体民主主義と近年の民主主義運用のふたつの動向から
江口 久美
[コラム]ユーゴスラビア内戦と「法」――ものうり人の情景
山崎 佳代子
[コラム]一九〇〇年、パリ――模造された大韓帝国
李 建志
[コラム]越境的あるいは海賊的――「タタールの木」をめぐって
今泉 宜子
[コラム]京都における人と野良猫の関係史
春藤 献一
第Ⅴ部 海賊の修辞学――暗喩と交通
修辞学における西洋と日本と中国――その受容と変容をめぐって
テレングト・アイトル
“Immature poets imitate; mature poets steal”―― テクストの/における〈海賊行為〉にかんする予備的考察
三原 芳秋
二一世紀に海賊化した「邦楽」――宮城道雄による邦楽器の改良と新しい楽曲制作でみる〈海賊活動〉
申 昌浩
「民主主義」を抱きしめて――石坂洋次郎映画はいかにして「民主主義」を戦後日本社会に受容させるに至ったか
千葉 慶
[コラム]海賊たちが帰る場所――彼は更に七日待って、鳩を放した。鳩はもはやノアのもとに帰って来なかった。(『創世記』八、十二)
 大橋 良介
[コラム]殿様と熊とアイヌ文様――芸術/工芸/おみやげにおけるデザイン流用
中村 和恵
[コラム]アラブ演劇の(非)流通から〈世界文学〉を踏み外す
鵜戸 聡
[コラム] 「公的研究費の不正使用に関するコンプライアンス研修会」を誉め讃える
稲賀 繁美
航海日誌抄録――海賊商品流通の学際的・文明史的研究で行った3つの美術展
大西 宏志
あとがき――あらたな海賊学の船出にむけて
稲賀 繁美
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